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お地蔵さんのお仕置き

短編の中でも短めですが、書いてみました。

妄想って何がきっかけは分からないもんですね。

季節は関係ないですが、世界観は紅葉しているイメージとなってます。

また何か、ビビット来ればいいんですけど。(^^;)ではでは!


お地蔵さんのお仕置き


昔々、あるところにお地蔵さんにお供え物をしている男の子がいました。その子はあるお願いをしていたのです。
「お地蔵様、どうか、寝小便をしなくなりますように。お願いします。」
おやつが出るたびにお供えに行く子供は時々してしまう寝小便に悩まされていたのです。そしてそんな彼のお願いを後ろで見守っている男が一人いました。
そう、この男、子供のお供え物を狙っているのです。それに気づかず、男は子供が立ち去ったのを確認すると、すぐにでてきてお地蔵さんのお供え物を食べてしまいました。
「うむうむ・・・かぁーこれだけじゃ腹の足しにならねぇなぁ。あのガキもっと持ってくりゃーぁー、いいのに。」
いつもならこれで終わっていましたが、今回は違っていました。少し早く出てしまったのか、男の子がそれを見ていたのです。
「あーーー!!!」
顏を少し青ざめ大きな声をあげて戻ると男の子はくってかかります。
「やい!お前!お地蔵様のお供え物なのに!どうしてくれるんだよ!!」
とびかかって来る子供に苛立ちを隠しもせず男が頭を押さえ怒鳴りつける。
「馬鹿野郎!てめぇが小便もらしてんのを地蔵に頼んだってなんも変わりやしねぇよ!ガキが大人になめた口きいてんじゃねぇ!!!」
思いきり怖い顔しても子供が立ち向かってくるので、さらに殴り飛ばしてしまいました。
倒れこんだ後すぐに、にらみをきかせながらも立ち向かってこなくなった子供に少し機嫌をよくすると男はごそごそとし始めました。
「ほらよ。地蔵様にはこいつをくれてやらぁー。」
じょじょじょじょー・・・・
罰当たりな男はお地蔵様に小便をかけてしまったのです。これには子供も思わず泣き出してしまいました。
「殴るだけじゃなく、こんなことするなんてあんまりだ!!ひどい!!」
泣きながら帰る子供を見ると満足してか、男は一物をしまい家に帰っていきました。
しばらくして・・・
男は家に一人でいました。両親は出稼ぎに行ってしまったのです。奪ったおやつだけでは物足りず、家に干していた柿を食べて横になっていると外でガサゴソと動きが見えます。
男が見てみると、知らない子供がうろついていました。干している柿を取りに来たのだと思った男は容赦をしません。逃げ出されないようすぐに全力疾走で子供を捕まえに行きました。
「コォラァー!!柿泥棒がぁ!!!覚悟はできてんのかぁ?」
抱きかか得ようとするとあまりの重さに膝ががくんと落ちました。
「!?・・・なんてぇ重ぇ体してやがる。盗んでぷくぷく太りやがったのか?」
男はしゃがみこみ、膝に乗せるように子供を乗せるとすぐに着物をまくって尻を出させるやいなやはじめから思い切り平手を叩きつけます。
パチィィィン!・・・
秋の涼しくなってきた空気はよく音を響かせました。そしてその音はしばらくやむことが無かったのです。
パチィィィン!・・・パチィィィン!・・・パチィィィン!・・・パチィィィン!・・・
男は尻が真っ赤になるまで叩いてやろうと思っていたのに全然尻が赤くなりません。それどころか、男の平手が真っ赤に腫れ上がってしまっていました。しかし、泣き声もあげずにいる子供が気に食いませんでした。男は褌を緩め奪い去り、子供を素っ裸にしてしまったのです。
「ちょっとでも泣けば許してやろうと思ってたけどよ。お前がその気ならこっちも許さねぇ。尻冷やすついでに頭冷やしとけ!」
柿を吊るす横に子供まで縛って戸を締めてしまったのです。子供の尻が真っ赤にならないどころか、自分の手が真っ赤に腫れ上がり、子供の表情がそれでも変わらないのを見て男はますます機嫌が悪くなり外出してしまいました。
さらにしばらくして・・・・
夜になり、暗い中怖がっている子供の姿が無いかと戻ると、そこには子供がいませんでした。
子どもがいると思っていた場所にはなんとお地蔵様がたっているのです。
これには男が怖がりました。あまりの不気味さに背筋が凍る中、さきほどの子供はお地蔵様の使いか何かだったのかと思い始めました。
「おおおお、お地蔵様~。許してください。あれはてっきり泥棒かと俺の早とちりだったんですぅ。元の場所に帰ってくださいー」
だんまりするお地蔵様に男はしばらく謝っていましたが、あきらめて男は酒を飲んでごまかし床に就いたのです。
「明日、まだいたら元の場所にもっていくか。」
寝につくと男は夢をみます・・・
「・・・・?あれ?・・・・ここは俺の家?」
ふらふらと家に着くと男は急に自宅から自分が出てきてびっくりします。
「コォラァー!!柿泥棒がぁ!!!覚悟はできてんのかぁ?」
自分の様子にびっくりすると先ほど自分がやったように子供姿の自分が、尻を叩かれ始めます。
パチィィィン!・・・
ここで夢と現実での違いがでます。あの時子供の尻は確かに真っ赤になりませんでした。しかし、夢では違います。男の平手は確かに子供の尻を赤く染めていったのです。
「イデ!!おい!!!俺!!!ふざけんな!!!くそ!!!夢ならさめろ!!さめろ!」
男が暴れようとしますが体は動きません。声も聞こえていないのか、先ほどの自分が、今の夢の自分の尻を打ってきます。少し遅れてとうとう男は気づくのでした。
(・・・・これは、あの時と同じようになるまで続くに違いない・・・)。あきらめたのは早かったものの、尻叩きが終わるのは早くなりません。しばらくして自分自身が手を真っ赤に腫れ上がらせ、そしてこちらでは尻も真っ赤に腫れ上がらせとうとう尻叩きは終了を迎えたのです。しかしこれで終わりではありません。先ほどと同じように着物をとられ同様に外に立たされるのでした。ここでも体はいうことを聞かず寒さに耐えて夜を迎えるのでした。そして、とうとう夜に大人の自分が帰ってくる頃に夢からもさめるのでした。
早朝・・・・
「イダイ・・・イダイ・・・イダイ・・・はっ!!!!」
ガバッと男が布団をあげるとそこには寝小便の跡が広がっているではありませんか。
「っちくしょぉー、酒飲みすぎたか?それにしてもよぉ。。。って・・・痛ぅー」
尻を触ると男は驚きます。夢から覚めて尻が痛いのですからそれは驚きでしょう。
「ちっくしょー。最悪だぁー。ほんと最悪だぁー。」
男はグチグチと文句をいって外にでます。さすがにお地蔵様の罰が怖くなったのでしょう。掃除の一つでもして許してもらおうと思ったのです。しかし、そこにはお地蔵様がいませんでした。しかし、そこにはなんと父親がいたのです。
「よぉー、一太郎。しっかり留守番してたか!?」
突然のことに顔が青ざめる一太郎と呼ばれた男。
「父ちゃん・・・なんで・・・急に・・・」
「母さんは遅れて帰って来るが俺は一足先にな。お前の様子を見に来た!・・・ん。。。お前、それ・・・おい!!」
濡れた部分を見て父親の顔が険しくなります。最初に子供がお供え物をとられた時、いや、それ以上に男は体をこわばらせ動けません。そしてバタバタと布団を敷いてる部屋に行くと一発男が殴られます。
「馬鹿野郎!こんな歳にもなって寝小便こきやがって!しばらく留守にしてたらこのざまとは情けねぇ。早く準備しろぉ!」
この準備とは布団を洗って干せということである。しかし、着替えて、いかせてはもらえない。寝小便の服を洗う間、そして乾く間は全裸でやらせるのがこの親父の決めたことだった。
「父ちゃん。。今日はたまたまなんだよ。いつもはこんな・・」
「言い訳もつくようになったのか!・・・かぁー。。。さっさと干しやがれ!!」
ビシィー!!
親父さんは戸を閉めるときに使う棒を取り出すと男の尻を叩きました。
「イダイ!!・・・わかったから!!わかったら許してくれぇ!!」
男はしぶしぶ服を脱ぐと布団をもって川に行きました。
秋の川はとても冷たく体に答えました。
「ひぃー・・・寒みぃ寒みぃ。」
「・・あっ!!・・・クスクス」
少しずつだが、その様子を見て笑うものが通る。これには男も赤面であった。赤い尻だけではない。寒さですっかり縮こまった股間も見られてしまうのだ。これでどう威張ればいいのだろう。手早くゴシゴシと洗い、素早く家に帰る途中追い打ちがかかる。
「あっ!!お前は!!」
男があったのは、昨日会った子供である。こんな姿を見られては子供も何か気づく。しかし絶対に気付かれてはいけなかったのだ。
「ガキが!!なんだ!!大人は忙しいんだ!!あっち行きやがれ!!」
にらみをきかせるが、この様子を怪しまない人はいない。
「なんでお前裸なんだよ!」
「全部洗って干そうとしただけだ!!さっさとどかないとまた殴るぞ!!・・・あぁ!?」
もう一度にらみをきかせると子供は道を開けて黙りました。
「ちったぁー聞き分けがよくなったじゃねぇーか。それでいいんだよ・・・」
男が通り抜けしばらくすると子供がまた声をあげました。
「あ!尻が真っ赤だ。」
夢の時に受けた尻叩きがまだ残っていたようだ。まずいと思い男は走って逃げました。家に着くと親父が仁王立ちで待っていました。それも棒を持って。
「一太郎!!ようやく帰ってきたな!!さっさと干すんだ!お前の仕置きもしないとな!」
布団を干すと、その横に立たされる男。腕に褌を使って一緒に干すような形にされる。
「俺だってもう逃げたりしないからこれは勘弁してくれよ。」
「寝小便をしている間はまだ子供だ!!子供の仕置きはこうやるんだよ!」
ビシィー!!・・・
尻に棒が食い込む。先ほどの子供が言ったように尻は真っ赤なはずなのに遠慮が感じられない。
「そんな強く・・・勘弁してくれ!親父だって真っ赤なのわかるだろ!?」
洗濯の時にも男が確認したが尻はすでに真っ赤に腫れていた。洗っている間に少しは引いたもののその尻は痛々しさが残っていた。ここで親父から恐ろしい一言が出される。
「二発くらいで女々しいこと言ってんじゃねぇ。金玉とっちまうぞ!全然痕だってついてねぇじゃねぇか!!」
ビシィー!!・ビシィー!!・・・
二発連続で受けるとさらに親父から一言。
「俺の身体もなまっちまったなぁ。全然尻に痕が残らねぇや。それとも、お前の尻がかてぇみたいだな。・・・・まっ、尻が真っ赤になるまで相手してやるから安心しろよ。」
確かに残っている棒の跡、それは親父には見えていなかった。
ビシィー!!・ビシィー!!・ビシィー!!・ビシィー!!・ビシィー!!・・・・
それからしばらく、布団が乾くまで男の尻は叩かれ続けることになるのであった。
子どもは先ほど後をつけており仕置きの様子を見ていた。この仕置きの後、男がお供え物をとったことを告げ口し、男は尻の痛みが残る中、押し入れに閉じ込められ、一晩飯を抜かれる羽目となる。その日はとうとう、尻叩きは終わったが、まだ仕置きは終わっていなかった。
一太郎は、毎晩あの自分による尻叩きをくらい起きるようになったのだ。それも寝小便をした状態で。毎晩尻が真っ赤になって起きるだけでなく、親父が帰って来たときは日中も尻を叩かれ、男の尻が休まることはもうなくなったのである。そして、子供が友達を連れてからかいに来るようになることをまだこの時男は考えもしていなかったのである。
今日もまた、紅葉してきた山々に囲まれた家の横で、真っ赤な尻をさらしからかわれている一太郎がいた。

終わり

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