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真夏の終わり 夏休み

やっぱりこの時期と言ったら夏休みネタですよね!どうにか9月1日にかけてよかった♪^-^

季節を重視したネタをかけたらうれしいなぁ。

ちゃんと続きのことも考えないとなぁ・・・

短編ばかりですが、とりあえず!楽しんでいただけたら幸いです♪^-^


真夏の終わり 夏休み

8月31日。この日をどれだけの子供たちが嫌がっていることだろうか。楽しかった休日、映画、海、山、バーベキュー、虫取り・・・・等々、数え上げるには思い出すのが大変なほど楽しんだ子もいるだろう。しかし、どんなに楽しい時間にも終わりは来るのである。その時間は人によって様々ではあるものの8月31日は多くの子供が悲しむ日と言っても過言ではない。虫たちのカナカナカナ・・・・となく声がなんとも悲しい中で一つ、いや二つ、いやいや三つ・・・どんどん増えていく音がある。それはこの日の時間が遅くなればなるほど聞こえる数が増えていく、そんな音があった。それは、バチーン!バチーン!と皮膚と皮膚が当たった時になる音だ。その音を出す、子供たちは時間をすべて遊びのためにあると思ってしまった、いや、いつまでも続くと信じてしまった、ある意味で純粋な子たちである。
しかし、例外だってある。もちろんきちんとやってくる子たちだ。そしてまたさらなる例外はやらないことで問題ないと考える子だ。その一人が小宮竜二である。
「明日から学校かー。しょうがないから公園の池の鯉にでもねずみ花火投げて遊ぶかなー。」
何がしょうがないのかまったくわからないが、小学5年生の彼にとってはうさばらしがそれなのだろう。ホームレスのいたずらに少しだけ懲りた彼は動物へと対象を移し悪いいたずらを繰り返していた。
「こら!竜二!またいたずらに行くんでしょ!これは没収!」そういってお母さんに鞄ををとられ頭を小突かれる竜二。
「えー!違うよ!よく見てよもー!」
抗議する竜二に目をきつくした母親の声が響く。
「あんたはそーやって嘘つく。ってあれ?算数のテキスト・・・勉強しに行くの?」
「俺だって真面目にやるときはやるんだからね!それじゃーねー!」
鞄の下の方にあるイタズラアイテムがばれないうちにと鞄を取り返す。
「あ!!こら!!もー・・・はぁ・・・お父さんに似たなぁ・・・あの子も。」
午後2時ごろ、自転車で公園で向かうといつもはいる友人の姿が見えなかった。
「あれー?ここらで遊んでると思ったけどなー。山本家でゲームかなぁ。」
自転車をこぎ、近くに来ると何かの音が聞こえてくる。
バチィィン!・・・バチィィーン!・・・・バチィィィーン!・・・
その音は確実に大きさをあげていく。つまり行く先でなっている可能性が高い音であった。山本の家に着くともう音はそこでなっていると明らかであった。また、会話も少しだけ聞こえてくる。
「まったく算数の宿題に手を付けてないじゃないか!!旅行前お父さんと約束したはずだろ!!1日3ページやってればとっくに終わってただろう!」
男の声はしっかり聞こえるが、友人の山本だろう、そっちのほうは何か言っているが泣き声が混ざっていてあまり聞き取れない。普通の友人ならここであったことはなかったこととしてそっと離れるものだが、小宮はそんな優しいやつではない。明日からかいのネタにしてやろうと満面の笑みを浮かべながら山本にそれを知らせようと大きな声で呼びかける。
「山本―!あそぼーぜー!約束しただろー!」
約束なんてしてはいないが、宿題をしないで遊ぶつもりだったとバレたらお父さんによりお尻を赤くされることは予想できた小宮がわざと声を叫ぶ。さらに怒られている声がヒートアップしたところで、山本のお母さんが出てきた。
「小宮くん・・・ごめんね。弘樹は今ちょっと宿題が終わらなくて勉強中なの。だから今日は遊べないの。また今度ね。」
「えー!ほんとにー!遊べるって言ってたのに!おかしいなぁ。わかった。また今度来ます!」
笑顔を向け頭を下げると自転車に乗り込む小宮。扉が閉まると自転車を降り耳を澄ませる。
パァーーン!!パァン!!パシィン!パァーーン!!パァン!!パシィン!パァーーン!!パァン!!パシィン!・・・山本の泣き声と尻をひっぱたく音が大きくなったところで満足した小宮は山本家を離れた。
公園へ再度戻るが、やはり誰も知り合いがいない。しょうがないのでもう一人の友人。高田家まで自転車を走らせる。時刻はすでに15時を回っていた。高田家に近づくとまた音がする。それはベチーン!ベチーン!と何か平たい物が皮膚を打つような音であった。先ほどよりも激しい音に小宮の目が輝く。一軒家の外から除くとお尻を丸出しにされた高田が足をばたつかせて父親の上で泣いている。すでにお尻は真っ赤に腫れておりその激しさを物語っていた。
「お父さんに嘘をついた罰だ!!もう終わってたって言ってたのに!!まったく手を付けてないじゃないか!!・・・おじいちゃんにやってもらおうとするなんて!!俺はそんな卑怯ものに育てた覚えはないぞ!!!」
怒鳴りながらも靴べらを叩きつける男。遠慮のない様子に小宮も思わず唾をのむ。また乾いた音がここにまで聞こえてきそうで無意識のうちに尻をさすっていたのは本人も気づかないほどであった。
「ごめんなさーい!!わからないところを教えてもらおうとしただけだよ!」
「おじいちゃんの字だってすぐわかる!また嘘をついて悪い子だ!!」
ベチィーーン!!ベチィン!!ベチィン!ベチィィーーン!!ベチィン!!ベチィン!ベチィーーン!!ベチィン!!ベチィン!・・・
小宮が手を出さなくても激しさの増す尻叩きにしばらく眺めていた小宮。からかうネタが増えたとニヤついている。すでに真っ赤に線の残っている赤い尻を眺めていると、悪い考えが浮かぶ。気づかないふりをして高田家に入り玄関に行く途中で高田の親と一緒に目が合う。すでに尻を丸出しにされているところを見られただけでも十分につらい高田はもっと泣いてしまう。ここで父親が見られるのも罰だと言わんばかりに持ち上げて近づいてきた。
膝まで下ろされたズボンとパンツは真っ赤に腫れ上がった尻だけでなく、その表についてる性器すらも隠せず、ぶらーんぶらーんと垂れ下がっているのが丸見えであった。
「勇気のお友達かな?ごめんね。今お仕置き中で。遊べないんだよ。」
「そっか。わかった。・・・あっ!!」
急いで何かを隠す小宮に高田の父親の眉がゆがむ。勇気は空気が変わったことがわかり体をいや、尻を震わせる。
「どうかしたの?今何か隠したようだけど。」
やさしい声だがそれには逃がさない気持ちが伝わっているそんな一言だった。
「あの・・・いや・・・6ページ目の問三が間違ってることだけ言っておいてください!」そう言い残してテキストが見えるようにして走って逃げていく小宮に高田のお父さんが勘違いをする。
「お前・・・まさか友達の写して終わらせようとしてたんじゃないよなぁ~?コラァ!!」
山本家同様。高田の尻を打つ音、そして泣き声、そしてさらには怒鳴り声までが増えた様子をしばらくニヤニヤと堪能した小宮は場所を離れた。高田はこの後、自分がやっていない宿題写しという冤罪の罰まで受けることで尻をパンパンに腫れ上がらせた。どれくらい腫れ上がらせたというと、その日は下がフリチンでいないといられないほどであった。
16時も周り夕方になってきて小宮は新田の家に行こうとしていた。しかしここでアクシデントが起こる。なんと新田家のほうでは音が聞こえないのだ。信じられないと小宮がインターホンをならすと新田のお母さんが出てきた。
「あら?小宮君。ごめんね。修也と私たち今からお出かけなの?」
新田は宿題を普通に終わらせていたようだ。このことに衝撃を受けた小宮は親もいるということもあって何もせず帰ることになった。
17時を回って・・・
ある程度あたりも暗くなってくる。結局友人が見つけられたなかった小宮は動物にイタズラをして遊んでいた。完全に暗くなってきた19時ごろ。さすがに小学生にしては遅い時間になり帰ろうと家に急ぐとなんと先生にあってしまった。しかし5年生の時から担任が変わった先生はもしかしたら覚えていないかもしれない。そう期待した小宮だったがすぐにばれてしまう。
「あれ?まちなさい!!君は小宮 竜二君だったね。こんな遅くまでどうしたんだ?一人で危ないじゃないか。」
最近の先生だったら大丈夫?とやさしい感じで来ると思っていた小宮だったが、初老のこの柳沢先生は怪訝そうな顔をすると少し怖い。小宮も少しうろたえてしまった。
「え。・・っとその。あの。。。」
「きちんと話さないとわからないぞ。もしかして遊んでたのか?・・・危ないだろう。こんな時間まで。それにそもそも・・・」
説教が始まろうとしていた時、偶然にも父親が現れる。
「あれ?・・・おい竜二!!どうしたんだ?父ちゃん。迎えに来てくれたのか?」
この機会を逃す竜二ではない。
「あ!!お父さん!お母さんにいわれて迎えに来てたの!そしたら先生にあったところなんだよ!」
笑顔の竜二とは体調的父親の小宮 竜は複雑な表情をしていた。
「・・・柳沢先生・・・」
「あれ?・・・君はそうだ!!!小宮くんだね!!!あー。そう!君も父親になったのかぁー。あの頃がなつかしいねぇ。まだやんちゃしてるんじゃないだろうねー?」
ニヤニヤと近づく柳沢先生は背中ではなく尻をバシバシと叩きながら肩に手を回す。
苦笑いの小宮 竜はちょっとどぎまぎとして返事をする。
「いやだなぁ~。先生、、もう俺も立派な二児の父親ですよ!あのころとは違います!」
「うんうん!立派にやってるようで関心だ!君の子供も私の生徒になるんだからね!しかも迎えに来るなんてしっかりした子じゃないか!明日、また会おうな!」
と腕を振り帰る柳沢先生にほっと一息ついた親子。しかし忘れてたと、すぐに戻って来る。
「そうそう小宮くん。私は厳しいからな!お父さんから聞けるだろうけど、お父さんが宿題やってこなかったときは真っ赤になってもお尻を叩いたからね!終わるまで放課後居残りだが、座るのが苦痛で立って勉強したいほど叩くからね!覚悟しておくといい。」
腕を振りながら続きを話す。
「小宮君がやってこなかったら、久々にお父さんも叩いてあげようかね!まだまだ現役!子供のころに戻ってみたくなったら来なさい!ハッハッハ!」
豪快に笑って帰る先生に手を振りながら父親を見る竜二。父親の目は笑っていなかった。


・・・・ほどなくして、また新たに夏の終わりを告げる音が追加されることになる。
パァッチィィィーーーン!・・・ベッィィーーン!・・・・ビシィィィー!!・・・
その音はこれまでよりも遠くまで音を届かせていた。それが、夜になり涼しさを増したからなのか、それともその威力が他のどれよりも強かったからなのかは誰もわからない。わかっていることは、音がやんだのは、ほぼ夜明けの時だったということ。翌日柳沢先生の生徒たちの数人がぎこちなく座っていること。そしてその一人に小宮 竜二がいたこと。そして、その後、小宮の父親も尻を腫らすことになったということである。

~終わり~ 宿題は計画的に!(笑)^-^

コメント

非公開コメント

新しい

色んな作品が増えて嬉しいです

接待スパンキングとか
その発想はなかったですね(笑)

どれも続きが気になってしまいますね

Re: 新しい

AAA さんへ。

ありがとうございます。やっぱり続き物のほうが、以前のこととかも想像しやすくていいんですかねぇ。

短編、読み切りで逃げていたので考えていませんでしたが挑戦してみたいと思います!^-^

コメントありがとうございました!
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kuro

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