色々、考えてみる。。。

学校(　中学　)


土屋　勝田。土屋　正平の弟。正平よりも３つ下の彼は公立中学校に通っていた。

小学校の頃と違い中学では男子もファッションなど、そういったおしゃれに気を使い始める。勝田もま

たそうだった。髪を染めたり、ピアスの穴を開けたりとそういったことは学校の教師はもちろん、家でバ

レルと親父が・・・という恐怖もあるため、しなかったが家ではきちんとした格好でも、学校に行く間に

わざと、服装を乱していた。ちなみに、勝田の学校はブレザーではなく学ラン。ネクタイやあーいったも

のに少し憧れをもっていた勝田は高校ではブレザーの学校に絶対行くぞと決めていた。なにより、ブレ

ザーのほうがおしゃれが似合うと思っていたからだ。そして、勝田は兄貴である正平と仲があまりよく

なかった。正平はあまりしゃれっ気がなく、真面目すぎて勝田にとってはあまり面白い兄貴ではなか

った。父親である真にとって最近は正平よりも勝田のほうが気になってきているほどだ。制服の時は

ボタンいじりがメインだったが、ジャージになると、わざとズボンをずらしての「腰パン」をやるのがサッ

カー部ではやっていた。この学校、ではだが一番もてるのがサッカー部。そのまねをすることで、もて

ようとする男子は少なくなかった。勝田はテニス部であったがこの男子もまたサッカー部のまねをする

男子の一人だった。しかし、サッカー部の服装の乱れが全体に広まると困るのは教師達である。公立

中学はこれだから駄目だ。というようなことを言う親に対してそんなことはない！と言えるような学校に

していこうと教師たちは考えていた。(　もちろん、私立の学校も公立の学校もいいところは学校それぞ

れです。　)

成績はもちろん、服装といった生活態度もきちっとさせる気だ。

しかし、最近の生徒は注意をしてもよくなるどころか悪くなっていく一方だった。

・・・・・改革が始まろうとしていた。

[　全校集会　]

学校全体の規則！それを公表する時に行う全校集会。突然の集まりに生徒たちは何事かとざわざわ

していた。

「しずかにぃー！！」ぴぃーっとマイクの音が半分漏れていることで逆に騒がしい

体育館全体に声がいきわたった。

「なんだよっ！あのチビ！あいかわらず、うるせー」と愚痴られたのは教頭の川田だ。背が小さいため

よく生徒の蔭口ではチビ呼ばわりされている。本人は背をとても気にしているのでその単語を聞いた

らそくキレル。

「よし！それでは、全校集会を始める。」

と言われて出てきたのは校長の藤田。彼は一言でいうと怖い感じの人だった。放課後の帰りや朝の

門で会うとあいさつをしてきたり、怖くないのだが、集会や行事、などは、、、なんというか、本気でき

ているのだ。オーラというかそういった思い空気が生徒たちを緊張させる。体育館は静かになった。

「えー、みなさん、おはようございます。・・・・・・・・・」といつも通りの集会だったので、

なんだ、大したことないじゃん。と思い始めていた生徒たちだったが、後半になって、

「最後に、大事なことを１つ。今日から学校では生活習慣改善をしようと思います。」

いつもやってるんことじゃないの？と思っていたが、内容は、

「最近、教師の注意を聞かない生徒が増えてきてると、先生方から聞いています。そこで、今日を境

に、改善部屋を設けようと思います。生徒がここに呼ばれたらそれは、改善しなければならないことを

守れていないということです。そして、その部屋に呼ばれたらそれは教師の注意を無視した。その生

徒は言葉で言ってわからないと認識します。その部屋でどうすればいいか教えこみます。それでは、

以上。」

(？？？どーゆーこと？)と勝田をはじめ多くの生徒もこの試みをうまく理解できていなかった。

結局、いつもどおり過ごした。体育の時間が始まる前にあらかじめジャージに着替えていた勝田は早

速腰パンの注意を受けてしまった。「おい！勝田！お前！ジャージ下ろしすぎだ！パンツ見えてん

ぞ！」の文句はいつも通りなので「大丈夫だよ。うっせーよ。」と返した。いつもなら、ちょっと、つまって

なにか言う教師なのだが、今日は「チェックだな。と言ってきた。」どういう意味なのかよくわからない

ので流した。

その授業のあと、体育が始まる時も体育教師が「おい！お前らそんなズボンじゃ走れねぇだろ！！ち

ゃんと上まであげろ！！」と詰め寄ってきた。いつもはもっとソフトだっただけに、ちょっと驚きが隠せな

い勝田たちだったが、勝田、他２名以外がいつもと違う様子にびびって上げた。(たっく、みんなびびり

すぎだって、生活改善っつたってなんにもかわんねーよ！！ここはたえるとこだろ！)とここで教師に反

抗することで、まわりのやつらからの称賛を狙った勝田だったが、細川はいつもと違った。「さっさと、

お前らもズボンあげろ！！脱がしてもらいたいのかぁ！？」とズボンを引っ張ってきた！

これには驚いたが、負けていられない。引っ張り返して、「んだよ！！うっせーんだよ！」と言った。「お

い、教師にそういう口きいていいと思ってんのか？」と睨んできた。(？？なんだよ。いつもとちがいす

ぎだろ。)と本格的に状況が飲み込めなくなってきた勝田だったが、しかたなくズボンをあげようとした

が、｢お前、ちょっとこい！｣と腕をつかまれた。

これにはびっくりだったが、何をするかと思えば、｢体操やっておけ｣と他のみんなに言って勝田を引っ

張って行った。

[　体育教官室　]

｢おい！勝田！最近、態度が悪すぎるぞ！お前！｣と怒鳴られ、びびっていた勝田だったが、その時

はみんなの前で連れて行かれたはずかしさと自分だけ連れて行かれた不公平さにいらだってたため

反抗してしまった。「んだよ！俺ばっかり、」という勝田に。

「いつ、俺がお前だけ注意した！！」と怒鳴られた。「俺以外の奴だって直さなかったじゃないです

か！」と言うと、「大体の奴は上げただろ！なんでお前は上げないんだ！みんながやらないとお前は

やらないのか！！」と言われ、なんだか自分がまねっ子だと言われたようで腹が立ったので「で！結

局なんだよ！早く授業やれよ！」とそらし怒鳴ってしまった。

「お前さっきの授業でも注意されてたろ！今日の放課後改善室に来い！！」と言われた。

「どこですかそこ？」という勝田に、「今から教えてやる。こっちこい！！」といわれ腕を引っ張られて細

川の左膝に乗せられた！！

「んだよ！！おい！教えるんだろ！！」と足をばたつかせる勝田に、細川は「口で言っただけじゃわか

らんだろうから、ケツに聞きながら教えてやる！！」と言って手を振り上げた！！

パシィーン！！とパンツの上からの平手だが衝撃は十分だった。

パチィーン！「まったく、こんな変なカッコしやがって」

パチぃィーン！！「ズボンを下ろしての尻叩きにしようと思ったが、最初から、ズボ

ンおろしてるしな・・・腰パンのバツと口答えした罰だ！」と言ってパンツをおろそうとした。

「や！やめろよ！おい！」といって暴れる勝田に「お前はズボンあげなかっただろ！！俺はちゃんとあ

げるか、脱げと言ったんだ！お前はあげなかったんだ。じゃあ、俺が下げてやる！！」と言って無理や

りお尻を剥いてしまった。「授業もあるんだ！一気に行くぞ！！！」というやいなや一句一句細川はケ

ツにも教え込んだ。

バチィィーン！！　「おい！」

パシィーン！！　「よく聞けよ！」

バシィ！！　「今日の放課後に！」

バシッ！　「改善部屋に！！」

パチン！！！　「来い！！」

ビシィー！　「場所は！」

ビチィーン！！　「職員室の！！！」

バシィィーン！　「下の倉庫だ！！」

バチーン！　「わかったか？」

パチィィーン！！　「返事！！」

と言って少し手を休めて聞かれた。

平手の威力が痛い・・痛さから思わず足をバタバタさせてしまって呻き声を出してしまった。聞かれて

ないか気になったが返事をしなくてもっとひどくなっては大変と「は、はい！！わかりましたぁ！！」と

声を大きく出した。しかし、これで細川は許してくれたわけではなかった。

「よし！いい返事だ！じゃあ、仕上げだな。」と言って机においていた名簿を取った。この名簿は少し

硬い材質で時々生徒の頭を叩くのは見たことがあったが、この状況でいったら、使われる用途は１つ

しかない。「みんな、待ってるしな。特別に数を数えなくていいぞ。一気に行くから。」と言って振り上げ

た。

「ちょ！！ちょっとまっ、、、！！！」という言いきれてないが待ってと言いたかったが、

バシィィン！！バシーィィン！！！バシィィィ！！

・・・・・・・・・・・・・・・・・

２０発ほど連続で叩かれたところで終わった。

細川は勝田を膝から降ろしズボンをグイッと股間のまたの部分が食い込む位あげると「今はこれで返

すが、今日の放課後はもっときついぞ。覚悟しておけ！」と言った。

この痛みですでに懲りていた勝田だったが、サボろうか迷っていた。



ひとまず、、終わり、・・・・・・・・・・・続きます(^_^;)